裸の大将
山下清展に行ってきました。
ドラマのイメージしかなかった山下清。
1922年生まれ。
幼少期に消化不良から言語障害となり、そのことでいじめに遭った。
その後施設を抜け出しては放浪の旅に出るが、ドラマのように放浪先で絵を描くことはなく、施設に戻ってから描いたそうだ。
卓越した記憶力の持ち主で、一度見たものは後々になってからでも再現できたと。
放浪の旅は31歳で終わり(有名になりすぎたため)、その後は画家生活を送る。
1961年にはヨーロッパ9ヶ国を訪問。
49歳で脳出血のため急逝。
彼のちぎり絵は、手でちぎったとは思えないほど細かく、また、こより状にした紙で線を表現することで、油絵のような立体感や奥行きを出していた。
ペン画も点描画というのかな、細かい点々で影を描いてある。
ヨーロッパの国々の絵がよかった!
かたつむりとさかなの絵がかわいかったので、そのモチーフのマグネットを買った。
雨模様で寒い一日だったけれど、よいものを見ました。